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休暇の過ごし方

レノ・ツォン
どうも レノ→ルーファウス っぽぃ
休暇を長いと感じる日がくるなんて思ってもいなかった。

レノはくたびれたシングルのベッドに横たわりタバコをふかしていた。
時計を見る・・・と、先ほど確認したときから5分と経過していない。
レノは奥歯をキリッとかみ合わせ、勢いよく上半身を起こすと加えていたタバコを床に噴出し、立ち上がるとともに靴底でそれを踏み消した。
汚く狭い部屋だ。
床には紙くず、タバコの吸殻、空き缶、何かのコード、ナイフ、洋服、クッション、靴などが大きな埃とともに所狭しと転がっている。
レノはそれを掻き分けるように進み、壁にかけていた一張羅を取ると羽織ながら部屋を出た。

向かう先は・・・・新羅ビル。

分厚いファイルをいくつも開いて仕事をしていたツォンは、唐突に現れたレノの姿に驚いたように目を見開いた。
「どうした?」
扉のところに立っていたレノは不機嫌な顔で、それには答えずに自分のデスクのイスを引くとそこに乱暴にすわり、足をデスクの上に投げ出した。
「レノ?お前休日だろう?」
「そうだぞっと。」
「それがどうしてここにいる?」
「悪いですかっと。」
目を合わせぬままにふてくされて言うレノにツォンは小さく首を傾いだ。
「休日出勤したからといって給料は余計には出せないぞ」
「別に期待してないぞっと」
「では何故ここに来た?」
休暇中のレノが進んで出勤してくる理由・・・それがまったくわからずに困惑するツォン。
レノは追求こそをうざったそうに顔を背ける。
「レノ。いったい何なんだ。問題でも起こったのか?」
「別に何もおこってないぞっと」
「ルードはどうした。一緒か?」
「別行動だぞっと」
「いったい何なんだ。はっきり言え。はっきり」
「だから別に何でもないぞっと」
「そんなわけはないだろう」
イライラとしたツォンが軽くファイルをたたく。
「だから何でもないぞっと。ただ、暇だからきただけだっと」
「そんな言葉を信じろというのか?」
「・・・いったい、あんたは俺のことを何だとおもってるんだっと」
あくまで白をきるつもり・・・と判断したツォンはしばらくレノを睨みつけ、それでも何も言わないとみると大きく息を吐いて、視線をそらした。
「・・・とにかく、問題を起こす気はないんだな?」
「・・・あんたは本当に俺のことを何だと思ってるんだっと。」
「言葉どおりのように思っている。」
ツォンが鼻を鳴らすと、レノは舌打ちをし・・・そして立ち上がった。
「どこへ行く?」
すかさず行き先を聞いてくるツォン。それがまた、レノの素行を彼がどう判断しているかが透けて見えるというもの。
レノは不機嫌な顔をしてツォンを肩越しに見た。
「今日の俺は休暇だぞっと。どこに行こうが報告の必要はないはずだぞっと。」
「・・・いいから言え」
「・・・」
「レノ!」
きつく言われてレノは頭を掻き「あー・・・」と無意味な声を出し・・・
「あ、そうだっと。今日は社長はどこにいるんだっと」
「社長・・・?」
ツォンは頭をひねり、それから胸ポケットの内の手帳を取り出すとペラペラとページをめくった。
「・・・今日は兵士の訓練の視察と外交が一件・・・今の時間は社長室にいるはずだが?」
それがどうした?というツォンにレノは生返事を返し・・・
「じゃぁ、お疲れ様っと・・・」
来たときと同様ふらりと出て行ってしまった。
「あいつ・・・いったい何をしにきたんだ?」
ツォンは眉間にしわを寄せしばらく考えたが、結局考えても無駄だと首を振り仕事に戻った。

一方・・・部屋を出たレノは先ほどまでの不機嫌はどこへやら・・・。
両手をズボンのポケットに入れ、前かがみに歩きながらふんふんと鼻歌を歌う。
向かう先はプロテクトのかかった上階へのエレベータ。
「ま・・・行ったところで、無視されるか追い出されるかどっちかだろうなっと・・・」
ニヤリと笑っていい、しかしそれでもいい・・・とエレベータの昇降ボタンを押した。

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