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君が為に嗚呼眠る 03

続かないと言いつつ、ちょっと書きたくなったので続けてみた。

NowLoading ...
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Load 完了 ゲーム スタートします。

ようこそ。ヘタリア・ワールドへ。
はじめてお越しの方ですね。
ゲームで遊んで頂く前にプレイヤー登録をいたしますので、しばらくお待ち下さい。

スキャン中・・・・

抽出中・・・・

サンプリング中・・・・

コピー・・・・

ダウンロード・・・・・完了。

オリジナルデータのΑΣ※ёШ・・・・完了。

お名前はロヴィーノ様でよろしかったでしょうか。変更する場合は……了承。
ロヴィーノ様で登録します。
性別、年齢の変更はなさいま…了承。
現在の性別、年齢のままで登録します。
種族の設定はいかがなさいますか?ヘタリアの世界では……ヒューマンでよろしいですか?…了承。
ヒューマンで登録します。
外見の変更は致しますか?こちらでは骨格や髪の色……了承。
現在の姿のままでキャラクターの設定を行います。
ステータスの……了承。ランダムが採用されました。
ステータスの内容はゲーム内で…

δΣ●Ыа◯жκε…************ **** 1208461**52563????

深刻なエラーが起きました。
プログラムを中止します…エラー。プログラムを中止できません。
コマンドλΘид***525―※…и52を強制的に実行します。

レンダリング、スタート……

*****

目を開けるとロヴィーノは酒場のような場所にぽつんと立っていた。
周りにはいくつもの丸テーブルがあり、男や女…いやそれどころか、頭が犬の者や大きな二足歩行のトカゲみたいな物まで多数のものが椅子に座ってしゃべっている。
壁には何枚も紙がはられており、それを見て回っている者も多数いる。
ロヴィーノが試しに一つ見てみると、『求む、真珠草。20枚1組。1組1銀貨あたりで買取。常時募集中 薬屋ハルナ』と書かれていた。依頼書…であろうか。
奥のほうにはカウンターがあり、そこでは職員が客と1対1で何か話をしている。
木造でえらく時代がかった雰囲気だ。
「ゲームの中…か」
ロヴィーノは自分の手を見つめ、それを開いたり閉じたりしながら感覚を確かめる。
以前やったゲームはなにか特殊なウェアを着たような感覚があったのを覚えている。体を何か…全身ラバーのようなもので包まれているような感覚があった。
それが不快で彼はゲームをあまりやらなかったのだが…このゲームでは全くそんなことがない。
それどころか完全に自分の感覚そのままであり、ロヴィーノは驚いた。
「違和感が…全くない」
それに鼻を動かせば、室内にいる者や獣の臭いも感じられるし、床を軽く足で叩くとその感覚とともに音までリアルに感じられる。多分、暑さ、寒さ、冷たさなども完全に再現できるのだろう。
本当に、本物のようだ。これが仮想だとはにわかに信じられなかった。
「すごいな…」
ひとしきりロヴィーノは感動したがすぐに、勢いでゲームに入ってしまったがこれからどうすればいいんだろうと首を傾いだ。
「たしか完全なるもう一つの世界…とかなんとか言ってたっけ?」
そもそもどんなゲームかすら曖昧だ。
時折どんなゲームなのだとルートヴィヒが言っていたような気がするが、ロヴィーノはあまりそれを真剣に聞いたことがなかった。知っているのはファンタジー世界を再現したようなものということと、冒険が出来る…?程度のものだ。
「しかもチュートリアルすらねぇし」
ロヴィーノはぼやくが、これは開発中のスタッフがわざとはずしていた機能であり、またスタート位置も本来のものとはずれている。
とりあえずとポケットを探ると、銀色のコインが1枚と銅のコインが5枚入っていた。武器のようなものは一切なく、シャツにズボンという飾り気もなんにもない姿だった。
誰かに話を聞いてみるか…と思ったが、普通のゲームとは違い他のキャラクター(NPCだかプレイヤーだかさっぱり見分けがつかない)が本当にリアル過ぎてどうにも話しかけづらい。
どうしたものかと思っていると…
「あれ?もしかしてロヴィーノ?」
後ろから声をかけられた。
慌てて振り返ると…
「?!」
そこには絶世の美女とも言っていいほどに美しい女性が立っていた。
エルフ…だろうか。先端が長くて尖った耳をした美しい女性だ。うねる金の髪を軽く後ろで一つにまとめている。白いローブ服を着ていて、彼女が微笑むだけでキラキラとした光が弾けるエフェクトが起こる。
自他共に認める女好きのロヴィーノだ。ごくりと唾を飲み込み早速口説こうと思ったのだが………。
「お前、誰だ」
何やら嫌な予感を覚えて、本能の告げるままに体を一歩後ろに下げた。
「え、ちょ、なんで警戒すんのさ?こんな美女、滅多に居ないよ?」
楽しげに笑うエルフの美女にますます嫌な予感を覚えてロヴィーノは引きつった。
なんだろうかこの嫌な予感は。ものすごく嫌な予感がする。
美しい女が目の前にいるというのに、寒気がする。
「ちぎ…」
「うわ、そんなに怖がるなよ、しょっくだな~」
玉を転がすような非常に美しい声だが…なんで鳥肌が立つのだろう。
ぶるぶる震えていると、美女ははぁ…と大きくため息をついた。
「ちぇー、せっかく騙してやろうとおもったのになー」
喋り方は全く似合わない。というか、独特の語尾を伸ばす喋り方には引っかかるものがある。
こんな喋り方をする奴に一人だけロヴィーノは心当たりがあった。
ギルベルトの友人で…髭の……いや、まさか。アレは男だ。
しかし…此処はゲームの中で……。
「お前…フランシスか?」
ロヴィーノが言うと、フランシス…と呼ばれた美女は「あ、やっぱバレちゃったかぁ~」とキラキラと光を飛ばしながら笑った。

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