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ピエタ 02

シバ=主人公
シュウジ=無口で大柄、喧嘩半端ない  クロ=切れ長の美形、頭のネジが緩い
ヒロ=美人系、割りとまとも?  カナ=バカナ シュウジが好き
ユウキ=新人 チャラい。

カナはバカだから、彼の考えていることは簡単にわかる。
でもシュウジやクロやヒロはわかりにくい。
シュウジは無口だし…クロは狂ってるし。
クロは複雑な家庭環境で育ったと聞いたことがあるからそのせいかもしれないが、彼の精神は複雑で繊細な構造をしている。
ひどく優しかったり、楽観的だったり、冷酷だったり、暴力的だったり、悲観的だったり、陽気だったり、残忍だったり…とにかくコロコロ変わって…しかも内面が表情に出ないものだから、実際まったくもって彼が何を考えているのかよくわからない。
俺に今わかるのは、彼が今俺をなぶりたくてしょうがないってことだけだ。

 ※

「いた、いたいって!!」
俺は浴室で、クロに無理やり体を開かれて悲鳴を上げた。
慣らしもせずに突っ込まれて、体を揺さぶられ、しかも息子を力一杯に握りしめられている。
その痛みたるや…
「クロ!!はな、放してくれよ!たのむ!いてぇえええ!」
懇願するが、彼は一切聞いてくれない。
それどころか空いた手で思い切り俺の尻を叩いた。
バシーン!バシーン!と大きくふりあげて…。
「ひっ!」
痛みで足はがたがた、胃はぎゅうぎゅう締められて吐きそう。
「やめてくれ!クロ!!いたい!い、いたい!」
「は、痛くしてんだ、当たり前だろ?少しは楽しめよ」
「やめっ!」
ばか野郎、俺にはそんな嗜好はない!
マジに洒落にならない。
ひぃひぃ悲鳴をあげているというのに、彼はまったく力を緩めない。
「あぁ~きもちぃ~」
彼は俺の中に入れた凶器をぐっぐっと無理矢理に動かす。
涙がポロボロ流れて、ケツもチンコも内臓も痛くてたまらない。
「ひっ…ッ、あう!クロ!や、やめてくれ!もう!!!痛い…ッ!」
「ははは、何ないてんの?シバ」
パンッパンッとリズミカルに打ち付けられる音。
その度に俺はケツに釘バッドを押し込まれてる気がする。
このままじゃ殺される。
そう生命の危機すら感じたところで、クロが俺の肩にガブリと容赦なく噛みつき、視界がハレーションを起こした。

 ※

「シバ…」

ヒロの声。
目を開けると暗い部屋の中白く浮かび上がるシーツが目にはいった。
うつ伏せに寝かされているらしい。顔をあげると心配そうにこちらを覗き込むヒロと目が合った。
「ヒロ?」
「よかった。目をさまして」
「え?」
何のことかと体を起こそうとした瞬間、ケツと腰、そして肩にズキンと鋭い痛みが走って目をぎゅっと閉じた。
「あっ…ツゥ!」
そう…だった。
俺はクロのやつに…。
「大丈夫か?シバ」
「…じゃねぇ」
あの野郎、無茶苦茶しやがって。
「だよな。一応薬は塗っといたけど、病院行ったがいいかも。どうする?」
「ばか、んなことできるか」
ダチに無理矢理ケツ掘られましたって?
冗談じゃない。たとえ医者でもそんなことバレたら一生の恥だ。
「クロは?」
「シュウジが首根っこ押さえてつれてった」
多分。クロの家だろうとヒロ。
俺も多分そうだろうと思う。
クロにとってシュウジはある種精神安定剤だ。
「上手くやりやがって」
悪態をつくとヒロは小さく笑った。
「そんな簡単じゃないだろ。クロもシュウジも。あいつら面倒くさい」
「まぁどうでもいい」
だけどシュウジが動いたってことは、しばらくはクロは俺にはちょっかいを出さないだろう。
それだけはよかったと言える。
「カナは?」
「寝てるよ」
「ユウキってのは?」
「シバの悲鳴にびびってた。今はカナの横で寝てるんじゃない?」
「そっか」
結局、ユウキってのがどんな顔か拝み損ねた。
ま、彼が懲りなければこれから何度だって逢う機会はあるんだろうが。
ゆっくりと体を起こして仰向けになると、ヒロが覆い被さるようにして俺にキスをした。
触れるだけの。
だけど、少し応えてやると一気にやる気になりやがったので、慌てて彼の肩を押し返した。
「おい」
「えー、だってシゲ、結局一発も出してないだろ?」
ニタリと笑う顔が妙に色っぽい。
こんな状態じゃなきゃ、襲いかかっていたかもしれない。だけど今はまったくやる気が起きなかった。
股間に伸ばされた手を軽く払う。
カナは不満そうな顔をしたが、すぐに諦めたようだった。
隣に寝転ぶとぴたりとくっついてくる。
「つまんないの」
「…そうだ。ユウキってのはどうだった?」
「ユウキ?別に。ふつー」
「ふつー?」
「ま、そこそこ遊び慣れてる感じかな。カナが連れてくるの奴だからどうかと思ったけど、イイ奴だったかな」
へぇ。
俺は少し意外だった。
カナが現状に揺さぶりをかけるために連れ込んだ男だ。カナに似たバカか、クロに惚れてる奴かと思ったがそうでもないらしい。
「バカはカナ一人だよ」
あざ笑うヒロを見て俺は少しだけカナを可哀想に思った。
もちろん一番可哀想なのは気晴らしに痛め付けられた俺だけど。それにしても
「何でもっと気楽に考えらんないんだろうなぁ」
頭のいいやつってのは、無駄に色々考えるところがバカだと思う。
快楽主義上等。
体の関係に意味とか求めてどうするんだかな。
「意味わかんねぇ」
そもそも俺には恋愛ってものが理解できない。
ヒロは何も言わない。
その変わりに彼はクロが思い切り噛みついた肩口を指でそっとなぞった。

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