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猫の飼い方、飼われ方 07

ハリボー
なんか変 だけど読み返す気力がないので勘弁。きっと駄文

ある日、ロマーノが“部屋”にもどると、テーブルの上に赤ん坊の頭くらいの丸い瓶がおいてあった。
中には色とりどりのクマの形をしたグミが詰められている。
それをみつけた時には“また勝手に『俺の』部屋に余計なものを持ち込みやがって!”と思ったロマーノだったが、それが意外にも美味しかったので文句を言うのはやめておいた。
その変わりに少なくなったら、リビングにそれを置いていく事にした。
そうすれば、次にやってきた時にはちゃんと補給されているのを知っていたからだ。
そしてそれはちゃんと履行された。

…ところが。

別のある日、ドイツの家の屋根裏にある“彼の部屋”のテーブルには、丸い瓶はあったもののグミは補給されておらず、その代わりというようにグミの下には星形のクッキーが詰め込まれていた。
グミが…。
ロマーノは大きなショックを受け、当たり前だが(?)憤慨した。
彼はドタバタと下に降りていくと、キッチンにいたドイツに猛然と抗議した。
なんでクマのグミがないんだ!
なんで補給してないんだ!
なんでクッキーなんだ!
職務怠慢だ!
サボりだ!
義務を怠る気か!
ならばこっちにも考えがあるぞ!
というような事を途中に“ムキムキ野郎”とか“ジャガイモ野郎”とかいちいち挟みながら真っ赤になって喚いた。
ドイツはロマーノの剣幕に圧倒されていたが、すぐに「すまん」と素直に謝った。
「あいにく近くのスーパーで売りきれていたんだ。明後日には入荷するらしいが…」
「俺は今食べてぇんだよ!」
「まだ少し残っていただろう?」
「あれだけじゃ足りねぇ!」
まったく困った男…国である。
なにもそれぐらいでキーキーすることもないと思うのはドイツだけではない。ロマーノも同じだ。
なんだグミが補給されていなかったことくらい。
少し落ち着けばロマーノだってそう思う。なのにすぐにカッとなって、そして一度短気を起こしてしまうと引っ込みがつかなくなる。
少しだけクールダウンした困った顔をするドイツから視線を逸らして口を尖らせた。
「…俺はグミが食いたかったんだよ」
そしてポツポツと自分にとってグミがどれほど比重が重かったのかということを思いつくままに口にする。
「…あぁ」
「いろんな色があるだろ?アレが瓶いっぱいに入ってるのがよかったんだよ」
「そうか」
「光にあてると綺麗なんだ」
「ふむ」
「なのに、クッキーなんか入ったら興ざめじゃねぇか」
「そうか…。それは悪かったな」
そんな言い訳でしかないことをドイツは真剣に聞き、そして納得した。
こんな時に、ロマーノはドイツのことを馬鹿だなぁと思う。
だけど実はそんなところが割りと気に入っているところでもあったりするので、ロマーノはむず痒い気持ちになる。
「今度からは切らさないように努力しよう」
「…そうしろ」
「それと、今日の夕食はお前の好きなものを作ることにしよう」
それでどうだ?
と聞かれて、ここが折れ時だとロマーノはしぶしぶ頷いた。
そうしてそのあとで、何故かしらないが今日はここに泊まる事になってしまったようだと気づいて微妙な気持ちになった。
「チクショウ」
だが咄嗟に言葉が出てこない。
「…ボンゴレロッソ…まずかったら承知しねぇからな」
ロマーノは仕方なくそれだけいうと、3/4はクッキーで埋まった瓶を持って部屋へと逃げ帰った。

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