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掲げた手では何も掴めない

近未来系 サイバーなかんじかも
一応独ロマ 他キャラについては…あー…。
読み返さない。長すぎて辛かった。

題名詐欺…とまでは言わないが、違わないか?ってかんじ
内臓を揺さぶる重低音。
飛び交うカラフルなライト。
細切れに照らしだされるのは、若い男女だ。
フロアの端にはソファと低いテーブルがあり、酒やナッツ、タブレットなどが散らばっている。

アガルタ一の歓楽街にある、クラブ『フラペチーノ』。
ギャングの抗争が絶えないこの街で中立をうたっている店は多いが、本物は此処だけだ。
此処では警官も違法移民も、ロシア系ギャングも中華系ギャングも、革命家を気取っている鉄の薔薇騎士団も仲良く…とは言わないが、肩を並べて楽しんでいる。
お楽しみは酒にドラッグ、情報、女に男、子供、キマイラ、ショー…あらゆるものだ。
此処で手に入らないものは、世界中探したって手に入らない。
此処には全てがあった。
金さえ払えば何でも手にはいる。
赤ん坊の哺乳瓶から、NATO軍採用の戦車まで。



ロヴィーナはクラブフラペチーノの天井から下げられた檻の一つで目を覚ました。

彼女は未だに買い手のつかない売り出し中の“雌猫”だ。
下着のような黒いドレスを着た彼女は“奴隷”だ。
だが普通の奴隷とは違い、客(主人)が彼女を選び売主の値で買うのではなく、彼女が客(主人)を選び高く高く、出来うる限り高く売り付ける。主導権は、あくまで客ではなく、彼女が持っている。
それは奴隷の中でも最高級にランクされた者しか許されない特権だ。
高く売り付けたところで金は店にとられてしまって彼女たちには何の利益もない(せいぜい出ていくときの服装が綺麗になるくらいだ)が、高級奴隷にとっては買い取られた値段こそがステータス。惚れた晴れたで自分を安く売るような女は軽蔑されるし、まして安い奴隷のように自分の意思なく買い手に選ばれた奴隷など論外だ。
故に『奴隷』と称されてはいるが、実は『奴隷』とは一線を画す。しかし他に名称が無いため、奴隷と言われている。だが彼女たちは最高級品なのだ。買い取られて尚『奴隷』に身をやつすものはごくわずかだ。
売られた先で彼女たち(中には彼もいるが)は、妻や娘、または秘書になり、また有力者への贈り物や、娼婦として働いたりもする。
中には女優になったものや、サーカスの空中ブランコ乗りになったものまでいる。

ロヴィーナは現在19才。
こちらを『仮住まい』にしてすでに三年。
まだまだ若くはあるが、今が一番高く売り付けられる時期だと知っている。
近頃では遺伝子をいじることで永遠の若さを保つ事ができる。
だが本物の…無垢なる若さは価値が別格だ。
その意味でロヴィーナは自分がギリギリだと感じていた。
彼女は、飼い主を探している。
彼女もまた自分を高く売ることに価値をおいていた。
フランソワーズという女が一年ほど前にいた。彼女は、一億五千万で金持ちに買い取られた。その時は、店のみんなでパーティをしたものだった。
反対に、フランソワーズと同じ頃に居たアリスという女は、いい女だったにも関わらず、決して彼女を大切にしないような男に惚れて二束三文で自分を売った。店のみんなは彼女を蔑んだ。
もちろんロヴィーナもだ。だから彼女は当たり前だが前者になりたかった。
フランソワーズほどの価値は自分には無いことはわかっている。
それでも一億近くの価値くらいはあるはずだと自己評価している。
お金持ちのいい男を捕まえて、高く高く自分を売りつけて、

…だが、それが近頃揺らいでいる。
ロヴィーナはすっきりしない思いに複雑な思いを抱いている。

彼女が自分の買い手の一番候補に上げているのはアントーニョという男だ。
店には週に二・三度は顔を出す。そしてその度に高いプレゼントをくれ、店にも大金を落としてくれる上客。何をやっているのかはしらないが、金回りはすこぶるいい。
アントーニョという男も、カラッと晴れた夏の青空みたいな男で、ロヴィーナをかわいがってくれる。
きっと彼に買われれば、なんにも働かなくても贅沢をさせてくれるだろう。
それにきっといい値をつけてくれる。

ロヴィーナは高い位置からフロアを見下ろし、アントーニョを探す…と、アントーニョよりも先に馴染みの男が目に入った。
名前はルートヴィヒ。年齢はロヴィーナよりも一つ二つ上といったところか。いつも彼の兄であるらしいギルベルトと一緒に来ている。
毎回ビールばかり飲んでいて、フロアで踊ることもないし、女の子を呼ぶこともしない。
ただ二人で喋って、時々仕事相手(?)と難しい話をしている。
お金は持っていそうだけど、店では最低限のお金しか落としてくれない。
ロヴィーナが隣に座っても、下手な愛想笑いでお酒をおごってくれるだけ。
一言でいえばつまらない男。
だけど、彼こそがロヴィーナが買い手候補のナンバー2に上げている男なのだ。

ロヴィーナはじっと彼の事を見つめ、ふいに視線をそらすとアントーニョをもう一度探した。
だが残念ながら、今日は彼は来ていないようだった。
彼女は少し考えた後、天井から下がったヒモの先につけられたボタンを押した。
ナースコールのようなそれを押すと、ガクンと一瞬檻が揺れ、それからゆっくりとそれは下に下がっていった。
檻がゴトンと床につくと、自動的に檻の一部が開いた。
ロヴィーナはそこから出ると、興味津々にこちらを見る人々をぼんやりと見つめ、それから歩き出した。
行き先は…ケチでつまらないルートヴィヒの元だ。

 *

「来た」

一言そういってルートヴィヒの隣にストンと腰を降ろすと、ルートヴィヒは困惑したような顔をしてロヴィーナを見た。
何も言わない彼にムッとして眉間に皺を寄せると、ルートヴィヒは慌てたように「あぁ」と言った。
彼の向こうでギルベルトが可笑しそうに笑っているが、ロヴィーナはギルベルトのことが嫌いだったのでちらっと視線を投げるだけで無視をした。
「何か飲むか?」
「飲む」
「何がいい?」
「決めて」
単語だけで会話をするロヴィーナに、困惑したような顔をしてルートヴィヒは店員を呼ぶと“ベリーニ”を頼んだ。彼女の生まれ故郷、イタリアが発祥のカクテルだ。
ルートヴィヒがそこまで考えたとは思えなかったが、ロヴィーナの機嫌は上昇した。
彼女は手を伸ばし、テーブルの上に置かれていたサラミに手を伸ばした。
「お腹がすいているのか?」
「そう」
「何か頼むか」
「いらない」
また困惑した顔。そしてくつくつと笑う悪趣味な男。
ギルベルトはロヴィーナが睨んでいるのに気づくと、「あー」と言って頭を掻いた。
「じゃぁ、まぁ話はそれだけだ。今日は俺はもう帰って寝るぜ」
「兄さん?」
驚いたようなルートヴィヒ。立ち上がろうとする彼をギルベルトは手で制し、そしてロヴィーナはスーツの袖を引いて引き止めた。
「昨日、遅くまで面白くもないモノクロ映画見てたんだ。眠くてたまらない。ルッツ、お前はその子の相手してやれよ」
「え、あ、いや…」
一人残されるとわかって混乱気味らしいルートヴィヒは、ロヴィーナに手の甲をつねられた。
「ロヴィ…」
「一人にするの?」
「い、いや…しかし…」
「まぁ仲良くやれよ、車は乗ってくけど適当に帰れるよな?」
それじゃぁ…っと半ば逃げるように去っていくギルベルト。
ルートヴィヒは中途半端に浮かした腰を降ろすと、届いたベリーニに口をつけるロヴィーナをちらっと見、何も言わずに視線を逸らした。
黙りこむ男。
その男の隣でロヴィーナは大げさにため息をついた。
こういう時、アントーニョならすぐに何かを話しだす。それは彼女のドレスを褒めるものだったり、容姿を褒めるものだったり、今日あった出来事だったり、新聞を賑わせているニュースだったり、友人から聞いたという面白おかしい話だったりする。
だけど、彼の場合はいつもだんまりだ。
彼が話しかける言葉なんて…
「調子はどう、おかわりは、踊らないのか…。それ以外の事を話して」
ロヴィーナが言うと、ルートヴィヒは目を泳がせた。
ロヴィーナはそんな彼の様子にどれだけつまらない男なのだと呆れる。
席に二人きりしかいないのに、二人して黙り込んで何が楽しいのだ。
いつもいつも返事が一つで終わるような言葉しか口にしない。たまに別の事を口にしたかと思えば…
「言っとくけど、ギルベルトの話なんて聞きたくないから」
先手を打って遮れば、いままさに口を開こうとしていたらしいルートヴィヒは気まずそうに口を閉じた。それを見て、ふんっとロヴィーナは鼻をならす。
相手に話題がないのならロヴィーナが話せばいいかもしれないが、それは彼女プライドが許さないし、だからといって席を立つのはそれとは違った意味で嫌だった。
言ってしまえば…、彼女はそれを認めたくはなかったが、ロヴィーナはルートヴィヒが好きなのだ。
面白い話一つ出来ず、側にいるだけで体をかたくし、時折彼女の方をちらちらと見ては頬に朱をのぼらせる男が。
彼女の方から寄らない限り声もかけてこない癖に他の男の席に座っていると傷ついた顔をするプレゼント一つ寄越さない男が。
世辞の一つも言えず、彼女が隣に座ると喉が渇くのかやたらとビールを口に運ぶ男が。
彼女が隣にいると決して自分から帰るとは言い出さず、彼女が席を立つときっかり十分後に帰っていく男が。
つまらない男だが、だからこそ彼女は彼を特別に感じていた。
実を言うと、彼に近づこうとした女を邪魔したり、彼の隣に座っていた女に意地悪をしたことは一度や二度ではない。
その件の男はロヴィーナの気持ちを知っているのか知らないのか…、話をせがまれ真剣な顔をして悩んでいたが、やがて「知り合いの男に王という男がいる」と口を開いた。
「王は街の中心にドラゴンビルという地上80階という高層ビルを持っているオーナーだ。商売の話は詳しくはいえないが、この街では知らぬものは居ない高い地位を持つ男だ」
一体何を語りだしたのだろうとロヴィーナは黙って耳を傾ける。
彼が言うには、王という男はその名の通り中国人であるらしい。いくつもの商売を手がけていて、あるものからは慕われ、そしてあるものからは恐れられている。
その男と彼は親しいというほど親しくはないが、それでも商売上でつながりがあるらしくよく顔を会わせるのだという。
「噂では千年を生きてるなんて言われている。まぁそれは無論嘘だろうが、それを人に信じさせるような処のある男だ」
「すごく年寄りってこと?」
「いや、見た目でいえば二十歳そこそこに見える」
といっても、今では遺伝子をいじるのは別に珍しいことでも何でもない。
もちろん高価ではあるが、今では二十歳に見える80歳がいた所でニュースにはならない。
「その王とつい先日会食をすることになったんだ。俺と王の二人だけ。最初俺はココというホテルのレストランを予約しようと思っていた。ココのシェフの腕は確かだからな。そこなら丁度いいと思っていた。だけど王は行きたい場所があるから店は任せてくれと行ってきた」
どこかわかるか?と聞かれてロヴィーナは虚しく首を横にふった。
彼女はこの店にやってきてから外には一度も出たことがない。出ていくときは、買い取られた時だけだ。
情報インフラが発達しているから、壁の中と違って世の中の動きに乗り遅れることはないが、地元の情報については客の口に乗る範囲でしか知らない。
「それがクライスト通りの屋台なんだ。店の名前だけを聞いて、確認を後回しにしていたからいざ店の前にたって驚いた」
そういってルートヴィヒはロヴィーナの反応を見るが、残念ながらクライスト通りの名前を知っていてもどんな場所かよくわからないロヴィーナには彼の望む反応はできない。
知らないということも出来ず「そう」と言うと、彼は少しがっかりしたようだった。
それに少しだけ胸を痛めながら「それで」と先を促すと、彼は気持ちを持ち直したように見えた。
「あの通りは知っていると思うが、あまり綺麗な通りとは言えない。ろくに許可もとっていないような屋台が通りの両側にのきを連ねていて、間違っても清潔的な場所とは言えないところだ」
そこに王という男が指定した店があったのだという。
店といっても屋台で、カウンター席が5つあるだけの庶民的な飲食店だったのだそうだ。
「その丸椅子に座ると、カウンターの向かいに座っていた人物が声をかけてきたんだが…それが、なんと王だったんだ。あれは驚いた」
ルートヴィヒはその時のことを思い出すように彼は目を細めた。
「いつもは彼の国の民族的な衣装を着ていたり、スーツを着ていたりするんだが…その時は、くたびれたようなTシャツに前掛け姿でな、驚いた顔をする俺を見て笑っていた」
そして彼は自ら料理をしてルートヴィヒに振る舞ったのだそうだ。
彼は中華にはあまり詳しくなかったが、野菜の炒めものやカニの入ったオムレツのようなものなどかなり絶品だったらしい。
そして
「特に酸辣湯というスープヌードルが美味かった」
といった所で、彼の言葉はプツンと途切れた。
どうしたのかとロヴィーナがルートヴィヒを窺うと、彼は困ったような顔をしている。
どうやら話はそれで終わりのようだった。
なんとも彼らしい話の幕切れに彼女は小さく笑い、ルートヴィヒは気まずそうに視線をさ迷わせた。
改めてつまらない男への自分の好意を確認してしまったロヴィーナだったが、

「そうだ。今から食べに行かないか?」

ルートヴィヒの言葉に驚き息を飲んだ。
「もちろん王はいないだろうが…」
ルートヴィヒは固まったロヴィーナに気付かずに話を続けるが、とうの彼女は全く話を聞いていなかった。
それほど先ほどの彼の言葉は衝撃的だったと言うことだ。
前にもいったが、彼女が此処にきたのは16の時だ。それから約三年の月日が流れているが、その間彼女は外に出たことはない。
当たり前だ。
奴隷が店を出る時は、つまり買い取られた時に他ならない。
ホステスなんかの場合、外でのデートが認められていたりするが、奴隷にはそれは認められていない。
だからこそ、彼が言ったようなセリフは此処では軽々しく口にできるものではない。
彼のようなセリフ…奴隷を外に誘うというようなセリフは、つまり彼女を買い受けたいという意味にほかならない。
もちろん彼の態度を見れば、そこまで深く考えてのことだとは思わない。
何しろ酸辣湯を食べに行かないか…という誘い文句なのだ。ありえない。
なのに何故ロヴィーナは自分がこれほどに動揺しているのかわからなかった。
これまで本気であれ、冗談であれ同じようなセリフ(といっても、もっとロマンチックだったり、もっと高いものを引き合いに出されたりした)を言われたことはあった。だがその時には此処まで動揺しなかった。いや、これまで一度だって動揺したことはなかった。いつも笑っていなしていた。
だというのに、こんな安っぽい…全く事情をわかっていないとしかいいようのない言葉に…よりによって“酸辣湯を食べに行こう”などという安っぽい誘いに、彼女はひどく動揺していた。
そして彼のセリフをどうしようもなく嬉しく思っている自分に気づいて、パニックに陥りかけていた。
何か言い返さなければならないということはわかっていた。
“バカにしないで” とか “あなたね、私が奴隷だってわかってる?” とか “そんなに私が安く見える?” とか。
しかしその言葉は全く口から出てこなかった。
口にすることが出来なかった。

「どうした?ロヴィーナ」

ふと気づくと、ルートヴィヒが不思議そうに彼女の顔を覗き込んでいた。
「あの…屋台って…」
「あぁ、あまり綺麗な場所じゃないけど…あ、いや、もちろんお前が他のものが食べたいなら他の場所でもいい」
どうだ?
もう一度、聞かれてロヴィーナは唇を強く噛み、そして口を開いた。

「私…」

彼女はフランソワーズに憧れていた。
フランソワーズほどの金額を積んでもらえるとは思っていなかったが、それに近い額をもぎ取ってやる自信があった。
そして、彼女はアリスを蔑んでいた。
顔もスタイルも良かった。フランソワーズと張るほどの美女だった。だけど彼女は二束三文というお粗末な値段で買われていった。あぁはなるまい。そうロヴィーナは思っていた。
思っていた。
だけど、今、彼女はアリスに強い共感を抱いていた。
二束三文がどうだというのだろう。
金額の高い低いが何だというのだろう。

「行く」

「酸辣湯が食べたい」

ロヴィーナの言葉にルートヴィヒがうれしそうに笑う。
きっと彼はわかってない。だが、彼はこの瞬間に彼女を買ったのだ。
酸辣湯の値段で。
高級中華料理店のものではなく、汚い屋台で…客席が5つしかないという屋台で売られている酸辣湯の値段で。
ロヴィーナを連れて店の外に出た彼は、彼女を屋台に連れていき、そして真実を知るだろう。
その時、彼はどんな反応を示すだろうか。驚き、謝罪し…そして?騙されたと怒る?いや、そんなことはないはずだ。
彼は大いに混乱するだろうが、最後にはきっと受け入れてくれるだろう。
多分、自分に色々と言い訳して、そして彼女に対してもくだぐだとどうでもいい話をするだろうが、最後には彼女を受け止めてくれる。そして誰よりも大切にしてくれる。
ロヴィーナが自分自身を売りつけた相手は、生真面目で、無愛想で、照れ屋で…でも、たしかに彼はロヴィーナを愛してくれている。
そう感じるのだ。理屈ではなく、愛されていると。
誰よりも自分のことを大切にしてくれていると。

ルートヴィヒが立ち上がり、続いてロヴィーナも立ち上がる。
そして歩き出した彼の手を後ろからロヴィーナが握ると、ルートヴィヒは驚いたように一瞬足を止め、すぐにまた歩き出した。
少しだけ力を込めて握り返された手。
そして赤く染まった耳。
ロヴィーナは笑みを噛み殺した。

 *

二人がまっすぐにフロアを横切るのを、いつの間にかやってきていたロヴィーナのお得意様であるアントーニョが見ていた。
彼は出入り口に向かっていく二人に彼は声をかけようとしたが、ロヴィーナの幸せそうな横顔に、あげていた手を虚しく下げた。
彼はくやしそうな顔でくしゃくしゃと頭を掻き、そして大きくため息を付くと「幸せになりや」と一人つぶやいた。

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