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責任とそれ故の重み

付き合ってはないが、通じあってる感じ。
戦時中。甘くない。初エッチ。甘くない。エッチでもない。それでもR15しときます。
極限状態になると性欲がウンヌンネタ 下品かも
あくまで独ロマのつもり。 途中であきらかに飽きてる。
そして読み返さない。

南イタリア出身の兵士たちが集まった部隊が行軍の途中に襲われ、恐慌に陥ったまま体勢を建て直すことが出来ず壊滅した。
敵方の被害はほぼ無かった一方、イタリア軍のおよそ九割の兵士が蹂躙され死亡、逃げ延びたのはわずかな人々という殲滅戦ともいえる大敗戦だった。
敵が次の戦場を求めて立ち去って一時間。
横倒しになった幌の中で、南イタリアことロマーノは襲撃を受ける直前まで言葉を交わしていた伍長の遺体の傍にいた。彼が助かったのは彼が人よりも丈夫にできている“国”という存在だったということもあるが、伍長が咄嗟に彼に覆いかぶさりかばってくれたということもあった。屍が累々と横たわるそこで、彼は一人小さくなって震え泣いていた。
「ふ…うぅ…ひっぐ」
敵はとううに立ち去ったのだが、彼は声を殺して、しかし激しく泣いていた。
とにかく怖くて怖くて、恐ろしくて恐ろしくてたまらなかった。
むせ返るような血のにおい、外気に体温を奪われ、彼はまるで雨にそぼぬれた子猫のように震えていた。
そして、時折「ドイツ、ドイツ…」と助けを求めるように同盟国の名を呼ぶ。
それはロマーノが常々絶対に頼るまいと考えている国ではあるのだが、本当に、心底弱っている時には育ての親の名よりも先に彼の名が口をついて出る。
浴びた返り血、土埃、涙に鼻水。そんなものでぐしゃぐしゃになりながら「ドイツ、ドイツ」と泣く彼は哀れでたまらない。
今にもポキリと折れて消えて無くなりそうなはかなさがある。
そしてどれほど泣き続けただろう。
いまだ激しく泣き続けるロマーノの耳にふと何か声が聞こえた。
「―――ッ! ―――!」
何を言っているかまでは聞き取れない。しかし男の声であることはわかった。
あいつら(敵)が戻ってきたのかと膝を抱え込んでますます小さくなった。
男は何事か叫びながら少しずつ近づいてくる。
声を押し殺し、息さえ飲んで気配を消していたロマーノだが…
「おい!ロマーノ!どこだ!」
男の言葉がはっきりと聞こえた瞬間、弾かれたように顔を上げた。
「ドイ…ツ?」
男の声はよく知ったもの。彼がずっと助けを求めていた人物…。
「ドイ…ド、ドイツ!!!」
盛大にどもりながら名前を呼べば、近くまできていたらしい男がハッと足を止める気配がした。
「ロマーノ!?どこだ?」
「こ、ここ、ほ、幌の中!」
声を上げてすぐにホロの布が左右に開かれ、おなじみのモスグリーンの軍服をきたドイツが姿を表した。
「ロマーノ!」
姿を見せたドイツは体中が煤けていて、またいつもなでつけている髪が崩れかけていたが、ロマーノには何よりも頼もしく感じられた。
新たな涙を溢れさせ「ドイツ、ドイツ」と他の言葉を忘れたかのように繰り返すロマーノ。
ドイツは死体の転がる幌の様子に一瞬絶句したもの、すぐに立ち直るとロマーノのそばによった。そしてロマーノに抱きつかれしばし面食らったあと、彼の背中にそっと撫でてやった。
「無事だったか…」
「ぶ、無事じゃねぇし!!ち、ちくしょう」
遅い、怖かった、痛かった…こんこんと文句を言うロマーノ。
ドイツとしてはいくつか言いたいこともあったが、すがりつくロマーノの手がぶるぶると震えているのに気づいて黙って聞いていた。
「…そうか。大変だったな」
そういって少し体を離したドイツは幌の中を見回し、全く抵抗できないままに蹂躙されたようだと知ると渋い顔をした。
「とにかく、ここを出…」
ドイツの言葉が中途半端に途切れたのは、彼の唇がロマーノによって塞がれたからだ。

…ロマーノの唇によって。

「なっ…」
驚いて胸を押すと、ロマーノは伸び上がってまたドイツの唇を己のそれで塞いだ。
ドイツはもがき、足が滑って幌の壁(といっても横倒しになっているのでそれは床でもある)に打ち付けた。
「んっ…!」
まるで溺れたものが空気を求めるかのように唇を貪るロマーノ。いや、事実そのものだったのかもしれない。彼はもがき求めていたのだ。
「ドイツ、ドイツ、ドイツ…ッ!」
思いがけない力で押さえつけられドイツは目を白黒させる。
「ちょ、ちょっとまて、落ち着けッ!ンッ!」
涙をポロポロと流しながら何度も何度も角度を変えてくちづけるロマーノは、イタリア男の面目躍如とでもいうべきだろうか。
ドイツはぐいぐいと体を押し付けてくるロマーノを支えることで精一杯でほとんど抵抗ができない。
最初は押し付けられるだけだったそれが、深く変わるまでそれほど時間はかからなかった。
「い、いいかげんにしろっ」
なんとかドイツが体を離した時には、彼の声はなんとも情けなくかすれていた。
それだけではなく生粋のゲルマン人らしく白い肌をしている彼の頬がピンク色に染まっている。
「落ち着いてくれ、ロマーノ。た、助けに来たんだ」
それに対してロマーノはやはり涙をポロポロと流していたが、先ほどまでの怯えるだけとは違った。
ドイツにはそれの正体がよくわかっていなかったが、彼の目の奥にほのかに灯る炎だけは見通すことが出来た。
「もう大丈夫だ。迎えに…ッ」
ドイツはまたもや言葉を続けることが出来なかった。
ほとんど抵抗すら出来ぬままに唇を重ねられ、そして気づけば首にロマーノが両手を回して抱きついていた。
どくっどくっという鼓動を間近に感じ、ドイツは混乱していた。だが、それ以上にロマーノのほうが混乱状態にあるのだろうと思っていた。
ドイツはひとつふたつと荒い息をつくと、ロマーノの背中を子供をあやすように叩いた。
「大丈夫だ。お前は助かったんだ」
「こ、こわかったんだ」
「あぁ」
「いきなり、あ、ああ、あいつらきて…」
「あぁ」
「よ、横からいきな、り…」
ひっくひっくとしゃくりあげながら襲撃を受けた時の様子を語るロマーノに、やはりずいぶんと混乱しているのだとドイツは少し冷静になった。
…が…。
「ろ、ロマーノ?!」
一度引いたはずの混乱は大波となって再びドイツを襲った。
それも「こりゃいい波だ!」とサーファーが喜ぶような程度の波ではなく、数十メートルはあろうかという大きな波だ。
それというのも…、腰の辺りに硬いものが押し付けられていることに気づいたからだ。
ロマーノの下腹部あたり…もっと言えば股間…。
それが布を通してすらわかるほどに硬くいきり立っている。
ガチンと固まったドイツに気づいているのかいないのか、ロマーノは母親に甘えるように(実際にそういうことをしたことはないのだが)体を擦り寄せた。
「ロマーノッ!」
「ドイツ、ドイツ、ドイツ」
「ど、ど、どうした?」
「俺…」
その声が熱っぽく聞こえたのはよもや間違いではないだろう。
なぜなら続けられた言葉が「したい」という切実な願いだったからだ。
したい。
その懇願に「なにを」と返せるような状況にドイツはいなかった。
なにしろ熱烈な(?)キスを受けた後、抱きつかれて体を押し付けられている状態だ。
「ちょ、ちょちょっとまて!ロマーノッ」
「したい…する!」
「ま、待て待て待て!こ、ここは戦場だぞ!」
「いやだ、したい、ドイツ」
生きるか死ぬかの極限状態になると、生物は子孫を残そうという生理的欲求が芽生えるらしい。
そんなことを考えたドイツだが、そんなことをのんびり検証している場合ではない。
「ドイツ…」
「ちょ、ちょっとまて!」
まさぐるように体をなでられ、ドイツはゾッとすると同時に腰がグッと重くなるのを感じた。
これはまずいと体を離そうとするのだが、体勢がそれを許さない。
「ロマーノッ!お、俺は男だッ!」
「知ってる」
「そ、それに此処はそ、外だぞ?」
「幌の中だ」
「それに、し、死体が!お前の兵士が…ッ」
「うるさいッ、俺はしたい…したいんだッ」
何故か必死なロマーノにドイツは貞操の危機を感じた。
彼はロマーノのことを憎からず思っていた。もしかなうならば思いを通じ合わせたいと思っていた。
そしてそうなればいずれは…と思わないでもなかった。
だが、この状況はいただけない。
ドイツは自分が特段ロマンチストだとは思っていないが、さすがにこの血と火薬と土埃、そして死体の山の中で思いを遂げたいとは思えなかった。
それにお互いすすだらけ、汗まみれ、ロマーノについては返り血まで浴びている。
ドイツはなんとかロマーノを押し止めようとした。
押しとどめようとしたのだが…。
「ドイツ…して」
潤みきった瞳とともにこぼされた言葉に、ドイツは自分の内部で何かがブチッとちぎれる音を聞いた。
といっても、そこは堅苦しく生真面目なドイツだ。
押し流されそうになりながらも、最後の一歩で踏みとどまって耐えた。

…まぁ、5分んほどだが。

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