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009.放課後は道草が定石

迷走orz
五月病のカイン とでも思ってて下さい^^;
俺は部活動には入っている(というか、何故かいつのまにか入部していた 004参照)のだが、それは毎日活動があるわけではない。
活動日は一応、月・水・金 となっているが気が向けば行けばいいという方。
行ったとしても誰もいないこともあるし、活動日以外にいってもみんな(といっても俺とセシル、先輩二人と、不登校やってるやつの5人で、最後の不登校生徒は"みんな"の中には入らない)揃っていることもある。
ちなみにその部活動は写真部とかいうやつで、コンクールに時々出品するほかは、新聞部辺り(“辺り”って言葉が曲者だが、今は詳しくは説明しない)にたのまれて写真を撮りにいくという程度。向上意欲はほとんどなく、揃っていてもやることはトランプゲームやマージャンといったところだ。

今日の俺は特に行く気分でもなく、だからといって何も予定があるわけでもなかった。
そろそろバイトをはじめようかと思わないでもないが、近頃は就職難だなんだで割のいい楽なバイト先はナカナカ見つからない。汗みずくになって働くようなバイトならないこともないらしいが、俺には似合わないのでパスだ。

まえがきが長くなった。
つまり、今日の放課後をどう楽しく過ごしましょうかって話。
女の子と遊ぶのもいいが、なんだかんだと金がかかるのは頭が痛い。中にはブルジョアな女の子もいないではないが、そんな子はやたら一途すぎて融通がきかないか、おかしな風に勘違いして妙な商売で金を仕入れてこようなんて奴が大抵で、あまり頻繁に会うのは避けた方がいい。
俺はモテる方だとは思うが、はっきりいって女運がいいとは言えない。
みんなイイコではあるのだが、何処か一本ねじが緩んでるようなのが多い。
部の先輩から「あれだな。お前は不幸に取り憑かれるんだな」と言われたことがあるが、俺が取り憑かれているのはどちらかというと不幸よりもセシルの方だ。
セシル・・・。
・・・セシルの事を考えると、俺はなんだか一生不幸のまま過ごさなきゃいけないような気がして気が滅入る。
うっかり死なないかな・・・とかよく思うのだが、セシルに限ってそんなことはないような気がするし・・・あいつは多分俺を不幸にするために生を受けてきたような気がするし・・・。
もしかしたら俺は前世で、相当の悪人だったのかもしれない・・・。
とか自分を慰めてみるが、実際には単にセシルに運悪く見込まれてしまっただけの不幸な男という線が一番強いきがする。

あぁ、また話が脱線した。
毎度毎度俺の苦労話ばかり聞かされて、うんざりしているとは思うが許してほしい。なにしろ語っても語っても満足しないのだ。
だってほら、今もすぐ近くにセシルがいるし・・・。

「そーらーを、こーえてーーー」

ららら星の彼方 とうたっている俺の凶星セシルは、俺と背中を合わせる形で俺の自転車を漕いでいる。
つまり、俺は後部席(というのか?)に後ろを向いて座っている。
暇だからということで、セシルに運転をさせているわけなのだが、すでに後悔しはじめている。
俺・・・星の彼方とか連れて行かれないよね?
んな馬鹿な・・・というやつは、まだまだ素人だ。何のかは知らないけど、小学校で掛け算を覚えるあたりからやり直した方がいい。
彼が本気になれば、ボンビラス星だって余裕で行ける。それどころか こりん星だっていけるし、もしかしたらイゼルローン要塞あたりまでも行動範囲内かもしれない。
彼は悪魔の申し子・・・というよりも悪魔そのもの。見た目はそりゃきれいな美青年といったところだが、腹の中は何を食えばそんなに黒くなるのか・・・といったところだ。

・・・あぁ、くだらない事を考えているうちに、どんどん俺の家から離れていく。

セシルと付き合うようになってからこっち、やたらと思考がマイナス方向だ。
なんとかスパイラルとかつかいたいけど、イマイチいい言葉が浮かばない。

・・・?

ん?セシルと付き合うようになってから?

そういえば、俺はいつからセシルと付き合ってるんだったか?
なんか気がつけば傍にいたんだよな・・・。
しかしおかしいな。
俺はガキのころに両親を亡くしているんだが、その両親が他界するまえは此処から随分と離れた場所に暮らしていた。
だが、その時にはセシルはもう居たような・・・。
ん?
んん?

・・・おかしい。

全く思い出せないぞ。

セシルはいつから俺の傍にいたんだ・・・?

・・・他人事なら“なにそれコワイ”の一言で片づけられるが、当事者としては“なにそれコワイ”のレベルじゃなく怖いぞ。

「ゆくぞ~あとむぅ~ジェットのかぎぃりぃ~」

え?ちょっとまって、セシルさん。
マジどこまで行く気?

「せ・・・セシル、帰ろう」
俺はなんだか恐ろしくなって声をかけた。
「今日はやっぱり家で遊ぼうぜ。」
「え?カインの家?」
「あぁ、お前のやりたがってたゲームを一緒にやってもいいぞ」
普段は俺から誘うなんてことはめったにないが、今日は特例だ。
なんだかこの件はふかくつきつめてはいけないような気がするのだ。
「やった~」
朗らかに笑うセシル。
なんかまた敗北感が・・・い・・いやいや、これはちがう、これは自分の命を救ったのであって、別に負けてなんかない。
負けてなんかないぞ!決して。

だけど・・・

「こころ~やさし~ららら化学の子~」

マジメに怖いので、ほんっともう勘弁して下さい。
なんか俺は本当にベソをかきそうだ。

セシルって・・・もしかして化学兵器だったのだろうか・・・。

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